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武装錬金:第70話 大事な存在(モノ)を死守せんとする強い意志
いつもそうなんですが、今回は特に内容に…というか作中文章に触れまくって行きますんでまだ読んでない方は激しく注意。
ま、そーいう人は読まないとは思うけどさー。

さて、前回ラストの斗貴子さんによるシルバースキン対策とは?…というところから。
折角斗貴子さんと手を繋いでるのにときめいてる閑も無い剛太がちと切ないよ、うひ。てかお姫様抱っこした方が速いんじゃねーのか?とか思いましたがバルスカアクティブだからダメか、そうか。
(そしてゴゼン様の頭をなんで掴んでるのかなー?とか思ったら、よう考えたら前の白刃取り失敗で羽破損してるから飛んでの移動ができないんか、そうか)

ブラボーW武装錬金、そしてリバース。この後に及んでもあくまでカズキに悔いを残さないようにとか言うブラボーが辛くも切ないんですが。
ブラボーの「全力で 立ち向かえ!!」というのはヴィクター化も含めての事で、でも動かないカズキ…或いは動けない?
なんだかこの辺見てると、カズキはこの戦いでは…というか例えブラボーが相手であろうとも決してヴィクター化はしたくないって思ってるのかなー?とか、前に戦ったときは…まあ実力差あるし、戦略としてのヴィクター化ではあったけれども(そしてそれが効かなかったわけなんだけども)
でもある意味、ヴィクター化するって事は今の自分を否定することにもなるのかなー…とか思うんですよねぇ。だからカズキとしてはやっぱやりたく無いってところもあるんかなー…とか。うーん。

リバース射出にカズキの前に剛太割りこみで強制キャンセル。なーるほどー、リバース対策はこーきたかぁ。
カズキvs.ブラボーでの前回との違いってのが、カズキには仲間がいるという事(まあ剛太に関しちゃ今だ仲間言い切るにはちと微妙なポジションなんだけど)
カズキは一人じゃない、共に戦うべき戦友がいる…まあ正直、ここで剛太がこうして飛び込んで来ってのがちょっと意外だったりもしたんですが。
そりゃまあ斗貴子さんとカズキが一心同体な以上は斗貴子さんの為にもカズキを守るべきって所はあるんだけども。
でも、それだけじゃあなくてきちんと今までの『戦友』とかのアレとかを踏まえた上で、それでカズキの為に飛びこんできてくれた―…だったら凄く嬉しいなァ、そして萌えるなぁ(コラ
ちゅーかなんだ、シルスキATリバース状態の剛太はエロイね!似合うね!!カズキンのリバース姿が見れなかったのはちと残念ですが、剛太のリバース姿がエロ似合うんでオケオケ、てか何気に細身の少年にシルバースキンリバースってエロイ組み合わせなんだなー…と間違った認識が桃宮の中に構築されました。ぎゃふん。
つーか作中で少年ばっかり拘束してるんだよなー(いや、だからそういう認識はどうなんだ…)

剛太の「今着ているヤツを射出するなら」以降の発言にあれ、リバースって動きを拘束するんじゃないのか?とか思って6巻読みなおしてたらリバースは『外部への攻撃をシャットアウト』との事で。
ああそうか、あくまでも攻撃をシャットアウトするだけなんで別に移動だけなら動きは束縛されないんだと納得。てか普通にその辺は読み落としてました、たは。
でもさー…だったら尚の事普通にカズキンリバースで拘束してその間になんとか黒い核鉄の研究とかして対策立てるとかできないのかー?とか思ったりもしたんですが。
(ただまあ、黒カズキンをリバース拘束だと常にエネルギードレインによる自己ダメージくらい続ける事になるんでそれはそれで辛いか、そうか)

斗貴子さんのシルバースキン対策とは、ダブル武装錬金+ヴィクター化のパワーという事ですか。まあ、ある程度予測可能範囲だなぁ。
でもちゃんと理論的に言ってるんで納得っちゃー納得。
ヴィクター化を促す斗貴子さんに対してソレを拒否するカズキ―…今、ここでヴィクター化してしまえば剛太やゴゼン様や…斗貴子さんへのダメージは免れない。
(ここでゴゼン様を呼び捨てだったのがなんかちょっと違和感、斗貴子さんはちゃんとさん付けなのにねぇ)
そして、他者を守る為に戦い始めた少年が他者を傷付けてまで己が生きる道を望むはずもなく
「だから この場で負けて終わろうと」
「仲間を傷付ける戦いはしたくない」
「信念 なんだ」
…………カズキー…、そうだよ、これがカズキなんだよ!自己犠牲とは違う、けれども人の為に戦うことが出来る、人の為に戦うことを望む。
このカズキの背中が…もう、なんて言ったらいいのか…泣いていい?遠いよ、遠すぎるんだよ…。
なんでこう、たかが16歳の少年がここまで追い詰められなきゃならんのだよ。うあああー。
そんなカズキを見て、そしてその後の斗貴子さんの叫びも…もう、切ないです。切な過ぎる。
「一筋の光明を握り潰してなお 始末すると言うのですか? 答えて下さい 戦士長!」
「答えろ キャプテンブラボー!!」
…今の今まで、あくまで丁寧語で接してきた斗貴子さんの、始めての叫び。もうね、凄く青臭い表現のされ方かもしれないんだけども、だからこそ余計に響いた。
何故、カズキを殺さなければならないのか。何故、もう少しだけ時間をくれないのか。何故―…。
…ブラボー…何にも説明しないんだもん、なー…。

「俺はカズキを葬りヴィクターを斃す 戦士長キャプテンブラボーの任務を果たす」
「果たした後 部下殺しの罪人 防人衛として 自分自身に始末をつける」
………ああ、ダメだ…これやられたらどうしようもないや。
好きなんだけど、こういう1ヶ所しか見えなくなっちゃってる人って本当に好きなんだけど!!
前にちょろっと書いたけど、ブラボーはやっぱカズキの事をとても大切に思ってるんだよね。そして、大切に思うからこそ他のことが見えなくなっちゃってるんじゃないかー…と。てかブラボー、それは後追いする気なのかよ!あああああー…もう…バカ、本当にバカ。
自分自身に始末って…後追いって、それで本当にいいと思ってるのかよ。ちきしょう、バカだ大バカだ。
もう、ね、今回はちょっとこの前後で本気で泣きましたよ…ブラボーも別に本当にカズキの死を望んでいる訳じゃない、けれども其れを強いるからにはただ一人でいかせはしない…と、己も必ず後からいくから―…と。
ある意味、斗貴子さんと同じ事を真逆の行動で示してるんだよなー。
ああもう、くそう、お前等カズキの事を本気で愛しすぎるんじゃ。大切にし過ぎるんじゃー!!
(だからこそ、剛太との距離感がちょっと愛しかったりもするんだけど。カズキに傾きつつあるようなないような?ぐらいなのが)

前も思ったけど、命を諦めてくれないか?ってのは本当に凄い言葉だよなー。ここまで絶望的な言葉ってあんまないよなぁ。

けれどもカズキが、其れを―ブラボー自身のけじめ、を―望むはずもなく。
そりゃそうだ、自分の為に誰かが傷つくことすら望まないんだから、ある意味での後追いなんて望んじゃいないんだよ。
ここに至るまで、カズキはある程度自分の死に対して覚悟してるところもあったんじゃないのかなー?とか思ってたんですよね。
そりゃまあ、斗貴子さんとの一心同体宣言があるからそうやすやすと死ぬ訳にはいかない、けれども全てがどうにもならなくなった時には自分自身に始末をつける…くらいの覚悟は出来てたとは思うのよ。
そして、このブラボーとの戦いにおいて…例え自分がブラボーに殺されたとしても、それはそれとしてある意味での諦めはついたんではないか―…と。
でも、ブラボーが後を追うというのなら

「キャプテンブラボー!オレはアンタに勝つ」
「勝ってアンタを死なせはしない!!」

…あああああー、もうだめだー今回もう好き過ぎるんじゃー!!カズキはこーいう子なんだよ、自分の為に誰かが死ぬなんてそんな事を認めるわけがないんだよ。ああ…もう、ダメ。今回の話は泣き所多過ぎ。
カズキ頑張れ、蝶頑張れ。ブラボーの為にもカズキは負けるわけにはいかないんだ。
でもヴィクター化無しでブラボーに挑むとなると、どんな風になるんかなー。

あとパピヨンはいつまで寝てるんじゃー!てかワッキー、忘れてねーよなァ…?

最後にアレゲな話題を反転でしておこう。
これはなんだ、あれか?ブラカズルートロックオンって事ですか?<なに
や、綺麗にすっころびました。ブラカズ萌え萌えです。
なんだブラボーめ、本名出しての愛の告白か!?ああもう、自分の命よりもカズキのが大切か!こんちくしょうめ。
そしてカズキはカズキで『大事な存在』としてのブラボーか!ブラボーを死なせはしないか!!ああ、なんだ、ナチュラルに両想いじゃねーか(えー
なんかもー、今週は滅茶苦茶泣けた反面、ブラカズで滅茶苦茶萌えてどうしようってもんですよ。
だからもう、ブラボーはリバースでカズキ拘束してさっさと攫っていっちゃえば良いんだよ。そんで二人で暮らせばいいんだよ、そうだよ。むっはー(落ちつこうな、自分)